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死ぬかと思った。どうしたらいいの?霧の中は怖い!

雨が続き気温は下がったけれども、湿度が高く蒸し暑い感じです。

こんな中、昨日まで立山カルデラ内の有峰トンネルで交通誘導業務でした。一般の車両は当然入れない国立公園内で貴重な体験でした。ただ、さすがに「山の天気は変わりやすい」というように、コロコロと一気に状況が変わりました。

その中でも、本当にタイミングが悪いとしか言えない状況になりました。

規制の撤収作業中に霧がかかり視界も5mほどにの状況になりました。そしてそこに大型ダンプがきたので、まだ片側交互通行を継続中だったこともあり停止を促しました。ドライバーから見えないかもと思っていたので、いつも以上のオーバーアクション、誘導灯も2本使い、警笛を吹きまくりました。

しかし結果は、止まりません。止まったのは、規制帯の先頭の矢印板やカラーコーンの手前2~3mの地点です。気が付けば自分は規制帯の中から後ずさりで避難をして遠く離れている位置でした。いろいろと警備を行ってきた自分ではありますが、初めての経験でした。本当に死ぬかと思った!

制服も高視認性の黄色の目立つ色に変えて1ヶ月。ドライバーさんに話を聞いたら、「もっと明るく目立つようにできないか」とご意見をいただきました。

ちなみにその翌日は、また同じ状況があるかもしれないと思い、ハザードライトの点滅状態でパトライトを回した車両をすぐ後ろに設置してみました。予告看板にも点滅した誘導灯を付けて対応してみました。

業務中止基準の霧でしたが、一気に急変したこととすぐに規制を解除できない状況で、場所も上り坂、土砂を積んだ大型ダンプが相手。本当に運が悪かったとしか言えませんが、どうにかした安全にできることはないのかなと思います。

これ以上の知恵がありません。誰かいい知恵を授けてください。